特別コラム「昔の予報官」

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サクラ開花予想
2010.3.1
株式会社ウェザーマップは、3月1日に今年3回目のサクラの開花予想を発表した。
気象庁が50年以上にわたって毎年続けてきた開花予想が今年から中止するのに伴い、民間が引き継ぐ形になった。日本気象協会とウェザーニューズ社ではすでに従来から開花予想を継続しているが、マップ社では今年が初めての開花予想になる。
ウェザーマップ社の3月1日時点の開花予想によれば、開花の最も早いのが高知の3月16日、最も遅いのが根室の5月14日である。また、今回の発表から「満開予想」「見頃予想」も発表している。

桜の開花には目立った特性がある。開花する前の秋から冬の間に低温にさらされて休眠状態から目覚め、そのあと春先の気温の上昇を待ち受けて開花する。今年の冬は冷え込みが強かったうえに、春先は暖かくなることが予想されるので、開花も平年より早まることをマップ社では予想しており、他の2社も同様の傾向を予想している。
マップ社は予想の手法として、今後の気温の推移と開花日を1万通りシュミレーションして平均値を求め開花予想日を算出している。また独自のヴィジョンに基づき農業向け長期予報の手法を開花予報に応用している。これらの開花・満開予想は、今後の気温の推移に応じて適時修正される。
 
日本気象協会は気象庁に近い方式を基礎にして、独自の計算式により前年秋からの気温などから開花日を計算する。経験と技術レベルの高さをアピールしている。
ウェザーニューズ社では平成4年から開花予想を行っており、全国に広がる同社の有料会員からくる情報をもとに全国660か所の開花予想をおこなっている。
火星、1月28日に最接近
2010.1.27
現在、火星が刻々と地球に接近しており、1月28日に最も近い距離を通過する。
 太陽系の惑星のうち地球の外側を回る火星は約2年ぶりに地球に接近し28日に最も近づき、地球からの距離は約1億キロメートル。
7年前、6万年ぶりに大接近したときの5576万キロメートルから見れば遙かに遠いが、現在夜半ごろにはちょうど頭上に赤く大きく輝いており驚くほどの早さで西に動いている。28日〜31日は地球の月はほぼ満月で、火星はその傍を通り鮮やかな天空ショウが見られることになる。
火星は太陽の周りを約2年かけて楕円形に1周する。一方地球は円軌道でまわるため2年2ヶ月ごとに火星を追い越すことになる。
接近時の距離は毎回異なり、次回の2012年春の接近では今回よりはやや遠くなる。
今回28日を過ぎると火星は日を追って遠く離れていく。後ろ姿にも名残を惜しみたい。
ふたご座流星群を見よう
2009.12.08
 冬の空に輝きを見せる天体ショー「ふたご座流星群」。今月13日から15日がピークである。今年は、運よく新月の直前にあたるため、月の出が遅いうえに月の明かりが邪魔をすることもない、得難いチャンスである。
 ふたご座流星群は毎年12月がピークで、8月のペルセウス流星群とともにおなじみの流星群である。
 日没の頃、北東の地平線から上がり、午前2時頃天頂を通過する。一番の見頃は、13日深夜〜14日明け方と、14日午後10時〜翌15日午前3時頃だという(国立天文台)。
 晴れていれば1時間に15〜20個、最大50個以上の流星が見えることもあるそうだ。 (12月7日 読売新聞より)
 私の予想では、このころ関東は雲の多い天気になりそうな。
毎日をくだもので健康に
2009.11.12
柿、みかん、リンゴ・・・果物屋の店先は鮮やかな彩りと心地よい香りが溢れている。「食べたいけれど、甘いから心配」そう思う人にこの朗報をお送りしたい。

「果物の果糖は血糖値が急上昇するので糖尿の人には禁物」は誤解、くだものや果糖は血糖値をそれほど上げるものではなくて、血糖値の心配はむしろ炭水化物の多いご飯やパンなどに向けたほうがよいとされる。
でんぷんは甘くはないが1グラムあたりのカロリーは砂糖と同じなのに対して、果物の甘さはカロリーとは直接の関係はない。
むしろ果物はカロリーが低くビタミンやミネラルが豊富なため糖尿病の人には適しているといえるようである。最近は日本糖尿学会が糖尿病患者に毎日果物を80カロリー(みかん2個分)を撮るよう奨めるほどである。

果物を沢山食べると肥満になりやすいというのも誤解である。世界保健機関(WHO)の調査によれば、「糖類の摂取が肥満を促進するというのは誤りで、果糖や蔗糖(しょとう)などの糖類が生活習慣病に直接結びつくことはない」という。
果物は低カロリーでしかも水分と食物繊維が多い。毎日200グラムの果物(たとえばみかん2個かリンゴ1個)を食べて健康で過ごしたいものである。
彗星にアミノ酸
2009.8.19
1ヶ月前は皆既日食で日本中が沸き立った。いまは衆議院の選挙で8月一杯は熱い夏がつづく。
ここでひととき、目を転じて夜空を見上げて見てはいかが。

米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所は17日、彗星探査機スターダストが採取したチリから「アミノ酸」を初めて発見したと発表した。

アミノ酸はタンパク質を作る材料で、生命の誕生には欠かせない。「地球の生命は宇宙から彗星や隕石によってもたらされた」とする説を裏付ける発見となりそうである。
 
「スターダスト」は5年も前の2004年1月、地球から4億キロも離れた「ビルト2彗星」からチリを採取した。それを2年後に米ユタ州の砂漠に落下させて回収、それからさらに3年の研究をかけて今回の発見がもたらされた。
(8月19日付 読売新聞・毎日新聞より)
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