ラニーニャ現象が持続している。
このラニーニャ現象は、春の間に終息する可能性が高い。

2011年12月の海面水温(上)と平年偏差(下)
(上)赤:28℃以上 (下)青:平年より低い
2011年12月の状況
ラニーニャ現象が持続している。
エルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より低
い値(基準値との差は-0.9℃)だった。太平洋赤道域の日付変更線の西側から東部にかけての海面水温は平年より低かった。太平洋赤道域の海洋表層の水温は、西部で平年より高く、中部と東部で平年より低かった。大気については、太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動が平年よりも不活発で、下層の東風は平年より強かった。これらの海洋と大気の状況は、ラニーニャ現象が持続していることを示している。
今後の見通し(2012年1月〜2012年7月)
西太平洋熱帯域:12月の西太平洋熱帯域の海面水温は、基準値に近い値だった。今後春にかけては、基準値に近いか基準値より高い値で推移すると予測される。
インド洋熱帯域:12月のインド洋熱帯域の海面水温は、基準値より高い値だった。今後、春にかけて基 準値に近づくと予測される。
ラニーニャ現象は春の間に終息する可能性が高い。エルニーニョ予測モデルは、エルニーニョ監視海域の海面水温が、今後春にかけて基準値より低い値から基準値に近い値へ推移すると予測している。ラニーニャ現象は春の間に終息する可能性が高い。
西太平洋熱帯域:12月の西太平洋熱帯域の海面水温は、基準値に近い値だった。今後春にかけては、基準値に近いか基準値より高い値で推移すると予測される。
インド洋熱帯域:12月のインド洋熱帯域の海面水温は、基準値より高い値だった。今後、春にかけて基 準値に近づくと予測される。

エルニーニョ監視海域:北緯5度〜南緯5度、西経150度〜90度

各監視指数の最近10年間の経過
(2001年1月〜2011年12月)
折線は月平均値、滑らかな太線は5か月移動平均値
赤:エルニーニョ現象 青:ラニーニャ現象 発生期間
気象庁では、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の5か月移動平均値が
6か月以上続けて+0.5℃以上となった場合をエルニーニョ現象、
6か月以上続けて-0.5℃以下となった場合をラニーニャ現象としている。
| 2011年 | ||||||||||||
| エルニーニョ監視指数 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
| 基準値との差(℃) | -1.4 | -0.8 | -0.7 | -0.3 | -0.1 | +0.1 | 0.0 | -0.4 | -0.6 | -0.9 | -1.1 | -0.9 |
| 5か月移動平均(℃) | -1.2 | -0.9 | -0.7 | -0.4 | -0.2 | -0.2 | -0.2 | -0.4 | -0.6 | -0.8 | ||
| 南方振動指数 | +1.8 | +1.9 | +2.0 | +2.2 | +0.4 | +0.4 | +1.2 | +0.5 | +1.1 | +1.0 | +1.3 | +2.2 |
資料提供:気象庁
