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【サントリー社開催イベントに協力】子どもの気温は+7℃*の暑さで災害級!夏休み前に「こども気温」を知って、熱中症対策を!

 株式会社ウェザーマップは、サントリー食品インターナショナル株式会社(以降、サントリー社)が「GREEN DA・KA・RA」ブランドの熱中症対策啓発活動の一環として、子ども特有の暑熱環境を称した「こども気温」に着目したイベントに協力いたします。イベントは、サントリー社が東京・八王子市の賛同・協力を得て、7月18日(木)から20日(土)まで、えきまえテラス(八王子市)で開催します。
 会場では、当社が監修をおこなった「こどもの気温のきけんマップ」の配布や、大人が冬物コートを羽織って「こども気温」を体感できるコンテンツのほか、「こども気温」を知らせる緑色の消防車「熱中症防車」の展示や散水体験、「GREEN DA・KA・RA」の配布などを実施します。

*検証実験の概要・結果については「『こども気温』検証実験について(2023年7月13日発表ニュースリリース)」を参照。

■「こども気温」の啓発活動について

 ウェザーマップとサントリー社が2023年に行った共同検証実験で、地面の照り返しの影響差などにより、子どもの身長の高さで計測した気温が、大人と比較して+7℃程度になることを確認しました(※1)。この結果から、大人よりも背が低い子どもにおいては、熱中症の危険度が高まることが推測されます。
 また、この検証実験に基づき、当社にて2023年7月から9月までの期間で子どもの高さでの猛暑日(※2)を天気や日照を考慮して算出し、通常の猛暑日の数と比較したところ、通常の猛暑日は計22日ありましたが、子どもの高さでの猛暑日は計56日もありました。

 当社とサントリー社の「GREEN DA・KA・RA」ブランドでは、こうした子ども特有の暑熱環境を「こども気温」と称した熱中症対策啓発活動を昨年から展開しています。2年目となる今年は、「災害級の暑さ予想」が報じられる中、サントリー社が八王子市と連携した熱中症対策啓発活動を実施し、当社もイベントに協力する形で取組みを強化します。

「こども気温」検証実験について(2023年7月13日発表ニュースリリース)

「こども気温」公式サイトURL(サントリー社)

※1 検証実験の概要・結果については本頁「『こども気温』検証実験について(2023年7月13日発表ニュースリリース)」を参照。
※2 猛暑日は最高気温が35度以上の日。「こども気温」に換算した際

■「熱中症防車」が出動!「こども気温」啓発イベントについて

 サントリー社が開催する、親子で「こども気温」について楽しく学ぶことができるイベントです。会場では、当社が監修をおこなった「こどもの気温のきけんマップ」の配布や、「こども気温」を知らせる緑の消防車「熱中症防車」の展示と散水体験、「こども気温」の体感コーナーなどを通じて、子どもの熱中症対策の啓発を行います。
 このほか、救急救命士による熱中症の予防や応急処置を学ぶ講座の実施、水分補給に適した「GREEN DA・KA・RA」と「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」の無料配布を行います。

・開催期間:2024年7月18日(木) 13:00~18:00
      2024年7月19日(金)、20日(土) 11:00~18:00


・会場:えきまえテラス(東京都八王子市旭町13番18号)
    八王子駅北口・京王八王子駅ともに徒歩2分

・内容:
①「熱中症防車」の展示と散水体験
本イベントに合わせて、緑色にペイントした消防車(※3)を展示します。車体には八王子市の気温を示した温度計と、その気温に+7℃した「こども気温」を同時に掲出することで、「こども気温」への気付きと、夏場の水分補給を促します。また、子どもを対象とした散水体験も実施します。
※3 実際に使われている消防車車両ではなく、イベント用に貸与されている車両となります。


②「こどもの気温のきけんマップ」の配布
熱中症リスクの高いエリアを一覧化した「こどもの気温のきけんマップ」を配布します。夏のお出かけ先を中心に、街や遊び場、屋内での注意すべきポイントを紹介し、熱中症対策を促します。

③「+7℃」を疑似体験する「『こども気温』の体感コーナー」
 「こども気温」を簡易的に疑似体験するための方法として、衣服の保温力を数値化したclo値(※4)を用いて、「+7℃」の保温力に相当する衣服を調べたところ、「冬用コート(男性用)」(0.71clo)が該当することがわかりました。「『こども気温』の体感コーナー」では、暑熱環境下での冬用コートの着用により、子どもが感じる暑さを疑似体験できます。
※4 着衣の熱抵抗値を示し、1cloは、気温2℃、相対湿度50%、気流毎秒0.1メートルの室内で、椅子座位、安静状態の成人男子が、快適と感じる平均皮膚温の33度を保つのに必要な熱絶縁力(熱抵抗)。

④「救急救命士による熱中症対応講習」の実施
熱中症の予防や応急処置を、救急救命士がレクチャーします。
※ 講習の所要時間は5分程度となります。各日、受講者が集まり次第、不定期で開催します。

⑤「GREEN DA・KA・RA」「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」の無料配布
夏の水分補給に最適な「GREEN DA・KA・RA」「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」を無料配布します。
※ おひとり様、1本限りとさせていただきます
※ 数に限りがあるため、各日、先着順とさせていただきます

■専門家コメント 多胡安那(気象予報士、熱中症予防管理者/指導員)

 2018年7月。気象庁の予報官はその年の歴史的な暑さについて、「命の危険がある温度。ひとつの災害であると認識している」と述べました。それ以降、危険な暑さは大雨などと同様に災害レベルと表現され、実際の暑さもとどまることを知りません。今夏も平年より高い気温が続き、熱中症リスクが高まることが予想されているなか、大人以上に暑い思いをしているこどもは常に「災害」と隣り合わせということになります。
 「こどもの気温のきけんマップ」ではこどもが特に熱中症になりやすい場所を紹介しています。安全だと思い込んでいる場所に熱中症リスクが潜んでいる場合もあります。「こどもの気温のきけんマップ」と普段の行動を照らし合わせ、こまめな休憩や水分・塩分補給などの対策をすることが大切です。

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