株式会社ウェザーマップ(本社:東京都港区)は、2022年の第四回「さくら開花予想」を発表しました。(九州〜北海道 53地点)
2022年のさくらは、平年並みのところが多いですが、関東から西ではやや遅め、北海道では早めのところもありそうです。非常に早かった昨年と比べると、遅くなる見込みです。
第四回【開花予想日】
東京:3月25日頃、名古屋:3月26日頃、大阪:3月27日頃、高知・熊本・宮崎:3月22日頃、福岡:3月23日頃
■ 発表方法
ホームページ https://sakura.weathermap.jp/ にて発表

◎高解像度の「さくら開花前線」をご希望の際は、上記の「さくら開花予想」ホームページよりダウンロードできます。

■ 解説
今年のさくら開花は、平年並みのところが多いですが、関東から西ではやや遅め、北海道では早めのところもありそうです。非常に早かった昨年と比べると、遅くなる見込みです。一番早く開花するのは、高知や宮崎あたりとなりそうです。
前回2月3日発表の予想から数日遅くなっている所が多くなっています。これまでの予想より気温が低くなるとみられるためです。
今年の冬は、11月から12月前半まではなかなか寒気が流れ込みませんでしたが、12月後半と1月は寒くなっています。このため、休眠打破はほぼ平年並みと考えられます。
この先3月にかけての気温は、ほぼ平年並みと予想されます。休眠打破も花芽の成長に必要な気温も、どちらも平年並みに近いとみられるため、開花もだいたい平年並みとなりそうです。北海道は気温が高い予想で、早い開花が見込まれます。(気象予報士・渡邊正太郎)
※今シーズンから平年値が新しいものに更新され、昨年までのものよりも2日程度早くなっている所が多くなっています。
◎ウェザーマップの開花予想手法 〜1万通りのシミュレーション、「開花確率」を利用
さくらの開花予想は、気温の予測精度に大きく左右されます。そこでウェザーマップでは以下のような手法で予想します。
- 今後の気温を気象庁数値予報などをベースに独自予測
- 予測された気温データをもとに、約1万通りの開花日をシミュレーション(=開花確率)
- 1万通りの開花日の平均を「開花予想日」として発表

この手法が、過去の例を見て最も誤差が少なくなると考えています。
また、シミュレーション結果を「開花確率」グラフとして掲載。 従来の「開花予想日」のみでなく、幅を持った情報として提供しています。
◎ 英語版、中国語版も更新中
「さくら開花予想」のWebサイトは、外国人の皆さまにもご利用いただきやすいよう、英語版と中国語版(繁体字/簡体字)もオープンしています(スマートフォン対応)。
- 英語版:「Cherry blossom Forecast」
- 中国語版(繁体字):「櫻花花況預測」
- 中国語版(簡体字):「樱花花开预测」
■ 2022年 発表スケジュール
- 第一回 1月20日(木)
- 第二回 1月27日(木)
- 第三回 2月3日(木)
- 第四回 2月10日(木)(今回)
- 第五回 2月17日(木)
- 第六回 2月24日(木)
実況は毎日更新、予想は3月3日(木)以降毎週月・木に更新します。
以上
■ ウェザーマップについて
1992年9月設立の民間気象会社(予報業務許可40号)。主な業務内容は、気象予報及び付随する業務、放送局や講演等への気象予報士提供、気象データ、気象コンテンツの提供及び配信、気象予報士資格取得スクール運営等。
代表取締役社長 森朗
東京都港区赤坂5-4-7 The Hexagon 5F
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