株式会社ウェザーマップは、ひまわり8号の従来のカラー画像の弱点を解消した独自カラー画像を開発。そのカラー画像を使用した気象情報サービスの提供を開始しました。
紅葉や火山噴煙などを鮮明に見ることができる他、PM2.5や黄砂が見える、積雪・流氷がはっきり区別できるなど、従来のカラー画像では難しかったクリアな画像を実現しました。
ウェザーマップでは、新たなカラー画像を主にTV局向けなどに提供し、報道番組での気象解説に活用されるなど、新たなサービス展開を進めています。
▼日経産業新聞(10月23日)、映像制作業界専門誌「ビデオ通信」(10月12日)にて紹介されました!
ウェザーマップ ひまわり新カラー画像
―より分かりやすく説得力のある気象情報の提供を目指して-
この他にも事例画像・動画サンプルをご用意しています。お気軽にお問い合わせください。
『ひまわり新カラー画像』について
2015年7月7日に、ひまわり8号の運用が始まりました。ひまわり8号の特徴のひとつに「カラー画像」がありますが、残念ながらテレビではほとんど使われていません。せっかく観測結果をカラー画像として表示できるようになったものの、色がくすんでいる、陸地がわかりづらい、朝や夕方も暗いという弱点がありました。
ウェザーマップでは、ひまわり8号の元データに対して太陽高度による明るさ補正、空気による光の散乱を計算して除去するなどの補正を行い、陸地の状態もくっきりと見やすいカラー画像を開発することに成功しました。新しいカラー画像は、大陸から飛来する黄砂やPM2.5、火山噴火の噴煙や山火事の煙など、すでに報道番組の気象解説でも多数使用されています。
また夜間は、従来の赤外画像*をベースに、複数の波長のデータで霧や下層雲も表現しています。それにより、交通機関に影響が出る濃霧の広がりを、衛星画像を用いて解説することも可能です。
*赤外画像:雲、地表面、大気から放射される赤外線を観測した画像。温度の低い雲がより白く表現される。
■本件に関するお問い合わせ
株式会社ウェザーマップ
担当:山谷、江花
TEL:03-3224-1785
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